NT notes

神奈川の朗読劇ユニットTwo Piecesのメンバーが綴る日誌的なもの

■ただいま充電中、少しお待ちを

2020年07月

#ハリー・ポッター と炎のゴブレット 2回目の読了!

文月です。
ハリー・ポッターシリーズ、第4弾!
今回は物語が大きく動き出す第4巻、「炎のゴブレット」です!

ネタバレずんずんしますので、未読の方はご注意くださーい!!

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~「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」とっても簡単なあらすじ~

いつも通りの夏休み、プリペット通りで寂しく過ごしていたハリーに朗報が!
なんとウィーズリー一家と一緒にクィディッチ・ワールドカップを観に行けることになったのだ。

しかし最高に楽しい夏休みの思い出は、唐突に幕を下ろした。
突如現れた「あの人」の印。
闇の時代の残党たちの出現。
その裏で、恐ろしい企みがハリーを飲み込もうとしていた…。
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ついにやってきました第4巻!!

炎ゴブといえば、そう!トライウィザード・トーナメントです!!!

フランスのボーバトン、ブルガリアのダームストラング、そしてイギリスのホグワーツ。
3つの名門魔法学校から選出された選手たちが、学校の名誉と賞金をかけて課題に挑みます。

トライウィザード・トーナメントのドキドキ・ハラハラは実際にお読みいただくとして…。
炎ゴブといえば!!
炎ゴブといえば!!

ついにアレが…!!!

そうです、ご存知!

S.P.E.W !!!

そっちかーい!!

いやね、最大のネタばらしだけはね、したらいかんから!
さすがに!!

ね!!!

ただ、本当にびっくりするほどの大展開が待ってるから!!
読んで!!!!!

ね!!!!

といわけでどう見ても空回りになってしまっているのに後々めちゃくちゃ大事になってくるハーマイオニーの活動に焦点を当てていきます。

S.P.E.W…すなわち「屋敷しもべ妖精福祉振興協会」ですね。
フォイん家で虐げられていたドビー、そしてクラウチから理不尽に扱われた上に一方的にクビにされてしまったウィンキー。
一部の魔法族(主にフォイ)から「マグル生まれ」として謂れのないからかいや差別を向けられるハーマイオニーが、自分よりも酷く存在を軽視され、不当な扱いを受けているしもべ妖精たちの現状に腹を立てて興した協会です。
主張は正しいながらも、戦う相手と戦い方を間違えていたがためにうまくはいきませんでしたが、しかしその考えと、そう考えるに至った彼女の優しさと勇敢さが正しかったことが、後々証明される時が来ます。

もしかすると、「女性の名前だと売れないかもしれないから」と言われてやむなく男性と錯覚されるペンネームを使わざるを得なかった作者ジョアン・ローリング(J.K.ローリング)が自らの感じた差別を物語の中に描き込んだのかもしれませんね。

ハーマイオニーは”被差別者”であるしもべ妖精たちに対して行動を起こしてしまいましたが、本当にその矛先を向けるべきは優遇”される側”であり、”差別者”である「魔法使い」たちであったし、戦い方も”洋服を隠しておく”という騙し討ちのようなものではなく、話し合いによる”目指すべき理想”の共有と”現時点での妥協点”の模索であったのではないかと、文月個人は思っています。
正されなくてはならないのは加害者ですもの。
屋敷しもべ妖精たちの意識改革は、スタート地点が決まってからの話ですよね。

その辺は、いくら秀才とはいえまだ15歳のハーマイオニーには難しかったようです。
そりゃそうだ!

でも優遇”される”側でありながら被差別者の負担に目を向け、そこを改善しなければならないと感がること、つまりは自分の”優位性”を手放す勇気を持つこと。
それができる子だから、組み分け防止は彼女をレイブンクローではなくグリフィンドールに入れたんですね…。

組み分け帽子はやっぱりすごい。

かの帽子が組み分けを間違えたのは、そう、”あの人物”だけでしょうね…。

その人物が誰か気になる方は…読んでッ!!!

(文月)


【つぶやき】3周年ですってよ奥さん

ども、隠れキャラ(公式)と化している大宮つかさでございます。

ということで、夕方文月さんもアップしていたとおり、本日TwoPiecesは3周年を迎えました。
今年の2月に第3版を上演した頃からコロナの影響が出始めたと思っておりますが、演劇界隈は未だ大きなダメージを負っているように思います。

「演りたくてもできない!」

これ、正直ものすごいジレンマです。
創る側もそうですが、何より観に来ていただくお客さまに、どう安心して観ていただけるかを考えていきたいと思います。

また、創る側にいる皆さま。頑張りましょう!

※おまけ
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大宮の注文したメロンのショートケーキを前に「それ、うまそやなぁ(ΦωΦ)」と凝視する文月さん。



(大宮)



祝!3周年!!

文月です。

おかげさまで、本日、朗読劇ユニットTwo Piecesは3周年を迎えました!!(パチパチパチ)

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…大宮さんが何回撮り直しても他の表情をしてくれませんでした(;´Д`)

多くの方々に支えられて、あっという間に丸3年!
応援してくださる皆様に心より御礼申し上げます。

朗読劇ユニットTwo Pieces、これからも2人のペースでのんびりゆったり活動して参ります。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

文月 なつ

#ハリー・ポッター とアズカバンの囚人 2回目の読了!

文月です。
いよいよハリーは3年生。
3年目のホグワーツには、2つの大切な出逢いと1つの寂しい別れ、そして3つの真実が待っています。

シリーズ7作の中でも、恐らくもっとも愉快で、もっとも寂しい巻ではないかと思います。
では、早速感想行ってみましょう~!!
今回ももちろん、ネタバレ注意!!

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~「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」とっても簡単なあらすじ~

ホグワーツで2年を過ごしたハリー・ポッターは、やっぱり夏休みを過ごすためにプリペット通りに帰ってきています。
ダーズリー一家の目を盗んで宿題をし、できるだけ静かに問題なく暮らすよう心掛けていたハリーでしたが、叔父さんの妹、マージが家にやってきたことで事態は急変!
ハリーの怒りが彼の魔力を暴走させ、マージを風船のように膨らませてしまいました。

学校の外で魔法を使ってはいけないのに…。
困り果てたハリーのもとに突如現れたのは、へんちくりんな”夜の騎士バス”!

迷子の魔女・魔法使いのお助けバスだというそのバスに乗って、ハリーは魔法界の入口、”漏れ鍋”へ。
てっきり退学になるかと思いきや、ハリーを待っていた魔法大臣、ファッジはどうもハリーにやたらと寛大で…??

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第3巻のキーワードは、「過去」。

様々な人々の過去が絡み合い、過去から今へと続く感情がもつれあい、思いがけない真実と、そして衝撃のラストシーンを紡ぎ出します。

第3巻で初登場するのが、そう!「闇の魔術に対する防衛術」担当、リーマス・ルーピン教授!
魔法使いとしての手腕はもちろん、彼の授業は面白くて楽しくて、ためになって、いつでも最高です。
何より素晴らしいのは、第一回目の授業で真っ先にしたことが、ネビルをヒーローにしたことだったということ!

ネビルはいつも劣等生のような印象がありますが、実は決してそうではありません。
厳しく、「あるべき理想の孫像」に固執する祖母の期待が重圧になり、さらにそんな祖母になかなか応えられない自分への焦りがさらなる重圧となり、ネビルの本来の力を押し込めてしまっているだけ。

それが証拠に、1回”リィディクラス”の呪文に成功すると、2回目は自信を持って呪文を放ち、見事まね妖怪を粉砕してみせます。

彼に自信をもたせ、周囲の目も変えることでネビルが自分に貼ってしまったレッテルを剥がすための授業。
かつてネビルのような自信がなく弱弱しい少年を友に持っていたルーピンならではの、とびきりの秘策だったのかもしれません。

一方、ルーピンとは対極的に生徒たちに圧という圧をこれでもかというほどかけまくる男、セブルス・スネイプ
特にハリーとネビルには、まるで高機能な圧力鍋のようにありとあらゆる圧をかけてきます。
いつもながら圧が強すぎて、緊張のあまり失敗する生徒が続出です。
うん、生徒たちの成績が上がらないと君の評価も良くないと思うんだけどそのへんどうなの教授?

スネイプ教授、今巻ではいろんな意味で受難の年w
本人のあずかり知らぬところで思いがけない受難をしていたり、気絶してるうちに頭皮が危機にさらされたり、いつも通り誤解されまくったり(今回のこればっかりは、スネイプが歯を食いしばってプロ意識と良識を優先したことが分かるので本当に可哀想)とまあ大変。

自ら選んだ道とはいえな…茨の道ならまだ恰好良くはあったのに(いや茨の道ではあるんだけど)完全に貧乏くじだなスネイプ…。

あんた偉いよ…。

この巻は、ハリー視点で読むかぎりはシリーズ中最も平和で、温かくて、そして寂しい物語。
でもスネイプ視点から読むと…。

きっと辛く、苦々しく、苦悶と葛藤と心配に満ちた1年だったのだろうなあと、文月は思うのです。
なぜスネイプがそんな気持ちでいるのかが分かるのは、まだまだ先のこと。

気になる方はぜひご一読を!

(文月)

#ハリー・ポッター と秘密の部屋 2回目の読了!

文月です。

今回は前回の「ハリー・ポッターと賢者の石」に引き続き、第2巻「ハリー・ポッターと秘密の部屋」の読書感想文。

昨年度ホグワーツで無事1年を終えたハリーが、また新たな試練に挑みます。
また、後に重要となってくる新たなキャラクターたちが続々と登場し、そして読者の知らぬ間に大きな伏線の一つが張られる、大切な巻です。

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~「ハリー・ポッターと秘密の部屋」とっても簡単なあらすじ~

夏休みのため、ホグワーツからプリペット通りにある叔父・叔母の家に帰ってきたハリー。
理解のない一家により、ハリーは相変わらず虐待を受けている。
そんな時、ハリーのもとへひとりの小さな、おかしな生き物がやってきた。
「ハリー・ポッターは、ホグワーツに戻ってはなりません!」
ドビーと名乗ったその生き物はキーキー声でそう言って、ハリーに何度も今学期のホグワーツは危険なのだと訴えた。
それでも、ハリーは学校に戻らないわけにはいかない。
大親友のロンと、その兄たちにプリペット通りから救出されたハリーだったが、今度は9と4分の3番線への入口が閉じてしまい…。
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ここから先はネタバレばっかりしますので、これから読むよー!という方はご注意ください!
っしゃあ!!ネタバレバッチ来い!!っていう方はぜひどうぞ!

↓  ↓


この「秘密の部屋」で、ロン、フレッド&ジョージ、パーシーに加え、前作「賢者の石」ではほとんどカメオ出演程度だったウィーズリー一家が初めて名前付きでガッツリ登場します。
それも、全員が全員重要人物!!

まずは、怒り狂ったサーベルタイガーのようにご登場のモリ―・ウィーズリー。
言わずもがな、ロンのママです。

家事の魔法とお料理がとびっきり上手で、愛情たっぷりのモリ―ママ。
第2巻以降は、ハリーにとっても母のような存在になってくれます。
しかし注目しなくてはならないのは、彼女の家事魔法の完璧さは、モリ―自身の磨き上げられた高度な魔法、つまり魔女としての実力によって成り立っているということ。

この事実が、後々効いてくるのです。

そして徹夜仕事から帰ってきたため、おっそろしく疲れ果てて登場するアーサー・ウィーズリー。
ロンのパパですね。
魔法省に勤める、いわば国家公務員。
大変なマグル(非魔法族)好きで、純血の魔法族でありながらマグルやマグル生まれの者たちに対する差別に強く反対する、先進的な考えの持ち主です。

マルフォイ家のように”純血主義”にしがみついていれば、(無意味な)優越感の中で安心していられる身分である人。
しかしアーサーはその「優越感」の無意味さをまっすぐに受け止め、そしてその無意味な優越感が生み出す差別とその被害を良しとせずにはっきり「否」を明言します。
なんと賢く、強く、勇敢な人でしょうか!!

まさにミスター・グリフィンドール
その息子であるロンが、友を護るために自己犠牲を厭わない、勇敢な男になったのも頷けます。
(さりげなく妻のモリ―に今でもベタ惚れなのが滲み出ているあたりもポイント高い!)

そしてそして!
今巻の最重要人物であり、以降、重要な役割を果たしていくこととなる少女。
ジニー・ウィーズリー!!
恋にはシャイだけれど、活発で積極的、勇敢で茶目っ気たっぷりの絶世の美少女です。
そして何より、とんでもなく強力で鮮やかなコウモリ鼻糞の呪いの使い手。(どんな呪いなんだ…)
あまりに呪いが見事すぎて、からかってきた同級生に呪いをかけてやったら一周まわって逆に先生に褒められてしまうというものすごさらしいです。

そんな貧しくとも世界一素敵で愉快な大家族とともに、ハリーの新学期が幕を開けます。

第2巻でハリーが対峙するのは、もちろんヴォルデモート卿。
しかし確かにヴォルデモート卿でありながら本人ではないその謎に満ちた存在がダンブルドア校長とハリーに知れたことで、物語の”裏側”が大きく動き出すのです。

そしてもう一つ。
「ドビー」という象徴的なハウスエルフの登場によって、ハーマイオニーが魔法界に存在する不当な差別と搾取に気付きます。
レイブンクローの生徒にも劣らない頭脳と、差別に断固として声を上げる胆力、そしてアーサー・ウィーズリーと同じく”自分の優位性”にしがみつかない勇敢さを備えた彼女だからこそ踏み出せたその一歩が、後々彼らを、そして世界を救うことになるのです。

あまり詳しくストーリーに言及すると、第7巻にも影響するネタバレばっかり出てしまうので今回の読書感想文はこのへんで!

(文月)
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