公開からだいぶ経ちましたどころじゃないほど時間が経ってしまいましたが、ようやく「ALICE THROUGH THE LOOKING GLASS」を観ました!
ディズニーアニメ「不思議の国のアリス」、その続編にあたる「ALICE IN WONDERLAND」。
そのさらに”その後”を描いた作品。
原作の奇妙で不思議な世界観に、ロマンティックなダークさがプラスされた独特の世界観。
このかんじ、文月はとても好きです(*´Д`*)
☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;
「ALICE THROUGH THE LOOKING GLASS」あらすじ
前作「ALICE IN WONDERLAND」でマザコンのボンボン(←言い方)、ヘイミッシュからのプロポーズを断り、父の船「ワンダー号」で自ら貿易に乗り出すことにしたアリス。
彼女はなんと船長に昇格し、天才的な発想と勇敢さで男たちを仕切っていた。
そんなアリスが中国への航海から帰還すると、なんと実家を差し押さえられ、母は家を取り戻すかわりにワンダー号を手放す契約をヘイミッシュに結ばされそうになっていた!
それがプロポーズを断ったことへの逆恨みであることに気付いたアリス。
古典的な固定観念にがんじがらめにされたまま生きる母の言葉に失望する彼女のもとへ、一羽の蝶が…。
それは最近様子がおかしいマッドハッタ―を助けるため、アリスを呼びに来たアブソレムだった…。
☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;
まず、ヘイミッシュがクズ。
マザコンだしモラハラだし器はペットボトルのキャップくらいだしなんだコイツ。
これは映画を観た女性たちもかなりイラッ!!としたのでは…。
いやいや、でも、だからこそラストシーンが際立つわけですからね。
いいぞヘイミッシュ!ナイスクズ!!
そしてアリスを迎えに来たアブソレム…!
最後の!!アラン・リックマンの声!!!(号泣)
訃報を聞いたときは膝から崩れ落ちるようでした…。
あのヴェルヴェット・ボイスがもう紡がれないなんて…。
スネイプ先生…。
前作「ALICE IN WONDERLAND」で、迷える少女から「戦う女性」へと成長を遂げ、自分自身のまま社会を生き抜く覚悟を決めたアリス。
男社会で闘う女戦士アリスが今回立ち向かうのは、「時間」、「過去」、そして「別れ」。
今作ではアリスだけでなく、天真爛漫な白の女王、そしてアリスの母もそれらに真っ向から立ち向かいます。
「過去」への対峙。それはつまり、自分自身との対峙。
白の女王は過去に犯した自分の罪と。
アリスの母は「女性だから」という言葉で闘うことをせず、諦めることで目を背けてきた自分の弱さと。
しっかりと向き合い、答えを出すことで未来をつかみ取るのです。
ラストシーンでマッドハッターがアリスに告げる言葉が、文月的には最高の名台詞。
「もうここへは来れないかもしれない」
と告げるアリスに、マッドハッターは言います。
「In gardens of memory,in palace of dreams...that is where you and I will meet.」
(想い出の庭や夢の宮殿。僕らはそこで逢おう。)
これだけでも、なんて美しい表現をするんだろうか!!と震えましたが、想い出や夢でしか会えない、現実ではもう会えないことを寂しく思うアリスが
「夢は現実じゃない」
と悲し気に言うと、マッドハッターはこう返すのです。
「そんなこと誰にわかる?」
そう、夢だと思っていたことが本当に夢かなんて、誰にも分からないんです。
アリス自身、幼い頃に迷い込んでしまったアンダーランドの記憶を、夢だと思い込んでいたわけですから。
そもそも「夢」というものだって、よく脳が記憶を整理しているときに見る、ごちゃまぜの記憶の断片だと言われていますが、実際のところそれが100%真なのかどうかなんてわからないんですよね。
占いの本なんかに書いてあるように心がどこかへ遊びに行っているときがあるのかもしれないし、もしそうだとしたら「夢の宮殿」で、アリスとマッドハッターたちは本当に会っているのかもしれない。
どう考えるかなんて自由。
だから普段は夢なんて気にしないでも、夢で彼らに会ったときだけは、「逢えた」と思っちゃえばいいじゃない。
なんて自由で、素敵な発想。
表面的には”おかしな男”であるマッドハッター。
でも彼は、いつでも真理を突いている。
”常識”にも、どんな”前提”にも縛られない自由な賢者。
それがマッドハッターなのだと思います。
(文月)
ディズニーアニメ「不思議の国のアリス」、その続編にあたる「ALICE IN WONDERLAND」。
そのさらに”その後”を描いた作品。
原作の奇妙で不思議な世界観に、ロマンティックなダークさがプラスされた独特の世界観。
このかんじ、文月はとても好きです(*´Д`*)
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「ALICE THROUGH THE LOOKING GLASS」あらすじ
前作「ALICE IN WONDERLAND」でマザコンのボンボン(←言い方)、ヘイミッシュからのプロポーズを断り、父の船「ワンダー号」で自ら貿易に乗り出すことにしたアリス。
彼女はなんと船長に昇格し、天才的な発想と勇敢さで男たちを仕切っていた。
そんなアリスが中国への航海から帰還すると、なんと実家を差し押さえられ、母は家を取り戻すかわりにワンダー号を手放す契約をヘイミッシュに結ばされそうになっていた!
それがプロポーズを断ったことへの逆恨みであることに気付いたアリス。
古典的な固定観念にがんじがらめにされたまま生きる母の言葉に失望する彼女のもとへ、一羽の蝶が…。
それは最近様子がおかしいマッドハッタ―を助けるため、アリスを呼びに来たアブソレムだった…。
☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;
まず、ヘイミッシュがクズ。
マザコンだしモラハラだし器はペットボトルのキャップくらいだしなんだコイツ。
これは映画を観た女性たちもかなりイラッ!!としたのでは…。
いやいや、でも、だからこそラストシーンが際立つわけですからね。
いいぞヘイミッシュ!ナイスクズ!!
そしてアリスを迎えに来たアブソレム…!
最後の!!アラン・リックマンの声!!!(号泣)
訃報を聞いたときは膝から崩れ落ちるようでした…。
あのヴェルヴェット・ボイスがもう紡がれないなんて…。
スネイプ先生…。
前作「ALICE IN WONDERLAND」で、迷える少女から「戦う女性」へと成長を遂げ、自分自身のまま社会を生き抜く覚悟を決めたアリス。
男社会で闘う女戦士アリスが今回立ち向かうのは、「時間」、「過去」、そして「別れ」。
今作ではアリスだけでなく、天真爛漫な白の女王、そしてアリスの母もそれらに真っ向から立ち向かいます。
「過去」への対峙。それはつまり、自分自身との対峙。
白の女王は過去に犯した自分の罪と。
アリスの母は「女性だから」という言葉で闘うことをせず、諦めることで目を背けてきた自分の弱さと。
しっかりと向き合い、答えを出すことで未来をつかみ取るのです。
ラストシーンでマッドハッターがアリスに告げる言葉が、文月的には最高の名台詞。
「もうここへは来れないかもしれない」
と告げるアリスに、マッドハッターは言います。
「In gardens of memory,in palace of dreams...that is where you and I will meet.」
(想い出の庭や夢の宮殿。僕らはそこで逢おう。)
これだけでも、なんて美しい表現をするんだろうか!!と震えましたが、想い出や夢でしか会えない、現実ではもう会えないことを寂しく思うアリスが
「夢は現実じゃない」
と悲し気に言うと、マッドハッターはこう返すのです。
「そんなこと誰にわかる?」
そう、夢だと思っていたことが本当に夢かなんて、誰にも分からないんです。
アリス自身、幼い頃に迷い込んでしまったアンダーランドの記憶を、夢だと思い込んでいたわけですから。
そもそも「夢」というものだって、よく脳が記憶を整理しているときに見る、ごちゃまぜの記憶の断片だと言われていますが、実際のところそれが100%真なのかどうかなんてわからないんですよね。
占いの本なんかに書いてあるように心がどこかへ遊びに行っているときがあるのかもしれないし、もしそうだとしたら「夢の宮殿」で、アリスとマッドハッターたちは本当に会っているのかもしれない。
どう考えるかなんて自由。
だから普段は夢なんて気にしないでも、夢で彼らに会ったときだけは、「逢えた」と思っちゃえばいいじゃない。
なんて自由で、素敵な発想。
表面的には”おかしな男”であるマッドハッター。
でも彼は、いつでも真理を突いている。
”常識”にも、どんな”前提”にも縛られない自由な賢者。
それがマッドハッターなのだと思います。
(文月)