NT notes

神奈川の朗読劇ユニットTwo Piecesのメンバーが綴る日誌的なもの

■TwoPieces第3版準備中、'20.2頃予定

2019年06月

#平ジェネ #孤島のハルキ 「#平成ジェネレーション会議」in桜木町

文月です。


Twitterでもフォローさせていただいている、孤島のハルキさんの旗揚げSOS公演「平成ジェネレーション会議」を観劇。
近年稀に見るほど笑ってきました!

もともと雨予報だった日でしたが一滴も雨は降らず、行きも帰りも楽々でした^^
が、そこそこ余裕を持って出たのにまさかの電車を乗り間違えるという…orz
おかげで到着が開演10分前ですよ…。

いや、間に合った分早めに出ていて良かったって話ではあるんですが…。

さて、ではお芝居の感想です(^^)

☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;

☆全体の感想☆
囲み舞台での上演でした。
どこの席で見るかによって、見え方がまったく違う。
どこから観られてもOKなように演出され、どこから観られても良いように役者さんたちが表現している。
これはすごいことですよ!
TwoPiecesでも、いつか囲み舞台をしてみたいと考えているのでとても勉強になりました♪

去年、劇団ぺりどっとさんの公演を拝見して脚本の巧みさは目の当たりにしていたのですが、今回もとても素晴らしかったです。
最初から最後まで容赦なくぶっこまれる破壊力抜群のコメディ、そしてその奥にがっちりと組まれた脚本家さんの「伝えたいこと」。
その「伝えたいこと」が、軽快なコメディに乗って軽やかにスッと心に入ってきて、とても心地よかったです。

☆登場人物のこと☆
♪議長
絵に描いたようなカチンコチンの優等生、所謂「いい子ちゃん」タイプの少年…と思いきや、思いがけない過去が!!!
「過去」があるが故、その過去を悔やんでいるがために自分を縛り、「優等生」として今を生きているその姿が涙を誘いました。
議長…なんて真面目で情が深いんだ…。
書記ちゃんとのふわっふわした絡みが逐一面白かったです。
「知らないから怖い」「知らないから受け入れるのが不安」。なら、知ればいい!
まずはここにいるメンバーから!
という畳みかけがとても迫力があって圧倒されました。
まったくその通り!
いじめだって迫害だって戦争だって、きっと「知らない」ことから始まるんですよ。
知ってみれば話してみれば、大の仲良しにだってなれるかもしれないし、協力関係になれるかもしれないもの。好くも嫌うも、まずは知ってから!ですよね。

♪書記ちゃん
書記という役職ではありますが、実質副議長みたいな役割をしている彼女。
マニュアルよりも効率やその場にふさわしいかどうかを判断し、自分で考えて結論を出すタイプですね。見ていても「頭の回転の速い子なんだな」というのが分かります。
ふわぁ~っとした柔らかくて甘い笑顔としゃべり方をまったく崩さないまま、そこそこ猛毒吐いてくるのがツボでしたw

そしてやはり聡明な彼女、ポケセンのこともちゃんと見抜いていた!!
議長が彼女に信頼を寄せ、要所で意見を求めるのは、帰り際に見せた彼女の優しさにもよるものなのかもしれません。
優しい人はよほどのことがなければ、人を傷つける判断はしませんからね。

♪ポケセン
まずポケモンやりすぎだよ先生www
最初、「お年寄りを2名、クラスの出し物に参加させてほしい」という嘘で生徒たちを試したポケセン。
実は、文月は個人的にここで「うっ…」となりました。
自分の本当の頼みを受けいれてくれるかどうか、それを見るために相手を「試す」というのは、根っこに”信頼していない”があると思うからです。
その考えは、恐らくこの「試し」に対して抵抗感と不信感を表したSAMURAI TRIBE君と同じでしょう。
もちろん、「不登校の子の受け入れ」という極めて個人のプライバシーにかかわる、場合によってはいじめっこ達を動かしてしまいかねない試みですから、事実を隠して慎重に頼む先を見極めなくてはならなかったはずです。
ポケセンのこの「お年寄り」作戦が、生徒たちの見極めという点においてどう作用したかは本編中には描かれていませんが、しかし彼にとっての決死の作戦だったであろうことは想像に難くありません。
とっかかりは「ポケモンで仲良くなったヤツら」だったかもしれませんが、ポケセンはきっと志のある先生だから、教師として子どもが学校に行きたいのに行けないで苦しんでいるのを見過ごせなかったのでしょう。
議論の場においては生徒たちの自由な発言を促し、一緒に考えてくれる良い先生。
子どもたちのために勇気を出して、職員会議で意見を通そうとする強い心を持った先生。
大人はこうありたいですね、本当に。
でも「コ〇すぅ~~」の言い方は本気すぎて怖いぞ、ポケセン。
その時の目も怖かったぞ、ポケセン。

♪ピーチジョン
広報の段階でキャラクター名は出ていたので、実際観るまで一体何なのかと…。
桃太郎のことだったのね(^^;)
で、彼は男の子だから当然女性用下着のメーカーについては疎く、気付かなかった、と。
ぺりどっとさんで熱血教師を演じていらした役者さんが今度は見事に平成っ子な高校1年生を演じていられて、”役者はいろいろな役を演じるもの”だと分かっていてもなんだかビックリしました。

ポケセンにスマホの件で探りを入れるときのSAMURAI TRIBE君とのせめぎ合いや、慌てたりしたときのびょいんびょいんした動きがめちゃくちゃ面白かったです。
また、「REACH JOHN」が何なのかを知った後も、”そのほうが面白いかも”と言って開き直ってしまう楽天的で強いハートがまた魅力的でした。

♪クロマジガール
遊戯王だw
それは遊戯王だよwww
発表が始まるや否や文月も周りのお客さんたちも一斉にツボっていて、「あ、同世代なんだな」という変な仲間意識が芽生えましたw
他のキャラクターに比べ、どちらかというとクールな印象。
ですが「ご老公を受け入れる」くだりで、クールだったのではなく周囲の会話に同調できず、かといって反論できず、という立場だったのかなと感じました。
残念ながら私の席からはあまり表情は見えなかったのですが、それでも少し俯きがちな姿勢やあまり上に上がることのない目線から戸惑いや周囲に対して感じる抵抗感のようなものが見えていて、あのくだりで”ああこれだったのか”と。
きっと優しい子なんだろうなぁと思います。

♪ハッピーイリュージョン
あれですよね!?
あの、言葉には出さないけど、ある年より前の生まれの人なら一発で連想できるあの!!
あれですよね!?(ブルブル)
確かにね!平成の大きな出来事だから!スルーはできないですね!!

ハッピーイリュージョン君ちょいちょい怖いよ!!
何クラス掌握してるのよキミ!ミスターポケベル!!
言うこと聞いてるとめちゃくちゃ怪しいのに、実際行っているのはボランティア活動という。
でもクラス掌握してるんだよね!?
台詞の怪しさを最大限引き出す、役者さんのめっちゃくちゃ”ヤバい”雰囲気。話し方。
マッチしすぎて違和感なくヤバい人なのがもうおかしくておかしくて…。

言葉も雰囲気も逐一ヤバいけれど、本当はいじめに苦しむ仲間たちを助けたいという気持ちを軸に動いている、誰よりも優しくて誰よりも一生懸命な子。
でもクラス掌握してるんだよね!?!?

一見”ヤバそう”な子が実はとても優しい、仲間を助けたくて一生懸命ボランティア活動やポケベル療法に励んでいる子だと分かったのにその彼が最後に純白の法衣着て出てくるのがまたおかしくて…。
なんだかんだ、一番笑わせてくれたのはたぶん彼。


♪SAMURAI TRIBE
メンバーで一番の暴れん坊、サムライトライブ君。(文月は勝手に「サムトラくん」と呼んでいます。)
このメンバーの中で2人いる、「強者」の一人です。
彼の口から出てくる言葉は、つねに「強者の理論」に基づいています。
それはスクールカーストの上位にいる人間ならではの理屈で、弱者の言い分をまったく無視したもの。
彼の言葉には観ていてもイライラさせられるし、「この子大人になったとき大丈夫?」とも思ってしまう(笑)。
でも決して彼に悪意があるわけではなく、自分が進んできた理屈の中で話をしているだけのことなんですよね。
まだまだ高校生、見識が狭いのは当たり前。
「受け入れるのが嫌なのはなぜだろう?」という話以降は積極的に議論に参加し、最後にはライダー映画名物「歴代ライダー大集合」を引き合いに出してアイディアをまとめてくれました!
分かる分かる、平成ライダーVS昭和ライダーとか、平成ライダー大集合とか、とんでもない数の先輩ライダーたちが出てくるもんね!

きっと仮面ライダー好きな子なら、もう少し見識が広がった時には「強者の理屈」をまかり通らせてはいけない!という仮面ライダーシリーズの中のメッセージも受け取れるようになるかな?
サムトラくんには是非ともWを見ていただきたい…!それでエクストリーム回でハッとしてほしい…。

かなり嫌味なところを持ったキャラクターでしたが、単に「嫌なヤツ!」ではなく愛嬌のある子に仕上がっていて、だからこそ最後の「俺、仮面ライダー好きだから」発言がとても自然に感じられました。
「嫌さ」をそのギリギリで止めたキャストさんの凄さに感服です!

♪進撃の一般人
登場した瞬間からの、なんかこう…やったら腰の低い営業さんみたいな感じが面白くて見入ってしまいました。
「えーえーえーえー」が最高に胡散臭くて好きw
彼は結構な割合でインフルちゃんのほうを見ているので、私のいた席からは役者さんの表情がものすごくよく見えまして。
ものすごい小刻みな「うんうん」とか、全力の笑顔とか、驚いたときのぶっとんだリアクションとか、もう面白くて仕方なかったです。
インフルちゃん大好きなのね~♡
本人には届かなかったけど…。

基本的にコメディモードに振り切っていてバタバタ賑やかしている子だったのですが、その分シリアスモードになったときの怒りが光りますね!
「強者の理論」で話をするサムトラくん、インフルちゃんの2名に対し、弱者の意見を発信してくれるのが彼。
彼が怒りのままに発する台詞は、「いじめられる者」だけでなく、「無視される者」「黙らざるを得ない者」の存在に気付かせてくれます。
「強者」には視界にも入らない、だから悪意なく傷つけ苦しめてしまう存在。
本当は、そんな「無視された存在」なんてあってはならないのですが、社会を見ていても存在してしまっているんですよね。悲しいことに。

進撃の一般人くんを演じていらっしゃった役者さんは、ぺりどっとさんでの「スクールカーストですとらくしょん♡」で黒幕・旺次郎くんを演じていられた方~♪
その時の、真っ黒な憎悪に満ちて腕まで怒りで真っ赤に染め上げた姿がイメージに強く残っていたのですが、あの時とはおなじ「怒り」でも怒り方がまるで違うように見えました。
旺次郎くんは個人の過去から来る”肉親への不信感””憎悪””復讐”という長い年月をかけて練り上げられた、深い深い闇の色をした怒りでしたが、進撃の一般人くんはたぶん、この会議までにクラスで見てきたクラスメイトたちの落胆や諦め、自分自身の悔しさと正義感(と表現して良いのかわかりませんが…)を直接言葉に乗せてぶつけたようなかんじ?
だから強い怒りなのは同じかもしれないのですが、何となく、「前向き」な、比較的カラッとした怒りであるように、私には見えたのでした。

♪インフルエンサー
「強者」2人目、インフルちゃん!
サムトラくんと強者としての在り方は少し違うようですが、まぎれもなく強者です。
シリアスシーンで口から出る言葉を聞くかぎり、なんか同調圧力の権化みたい(笑)
日本に蔓延している、強者視点からの「自己責任論」を持ち出すのも彼女ですね。
きっとそれが彼女の生きている世界であり、生き残り戦略なのでしょう。
もちろん彼女に悪気はいんですよ、きっと。
自分が普通にできているから、出来ない人や適応することを拒絶する人の気持ちが分からないだけで…。
悪い子じゃないんですよ、腹黒いけど‥‥。

華より漢ちゃんとの言い争いのときの腹黒さと、予想の斜め上をいく答えが出てきたときの素直さがとても魅力的でした。

♪華より漢
文月は勝手に「マッスルちゃん」と呼んでいます(笑)
面白いキャラクターですよねー!
ごりっごりの喧嘩腰の声からポケセンの話で一気に乙女モードになったときのギャップが…。
そしてポケセン代わりに中央へ出された進撃くんの顔www

女性が喧嘩腰の声を出そうとするとどうしても聞き取りづらい声になってしまいがちだと思うのですが、マッスルちゃんは最初から最後までとても聞き取りやすいお声でした。
聞き取りやすさと、ゴリゴリの喧嘩腰が両立された声!
凄かったですー!!

♪おばちゃんずラブ
必死で自分の百合作品好きを隠そうとして却ってバレるという、ドジっ子の王道を行くおばちゃんずラブちゃん可愛い(笑)
「フレッシュさなだまりゅ!」へのご老公受け入れのくだりをはじめ、いろいろなところで見せる拘りっぷり!!
譲れない拘り部分だけは絶対に譲れないその気持ち、すっごい分かります!
脚本家としても、自分がキャラクターに込めた人格やストーリーに託した思い、イメージした画を変えられてしまうのは悔しいし嫌なものですもんね。

自分が百合好きっ子なのを打明けるシーンの、皆さんの一糸乱れぬ「うん」w
私はちょうどおばちゃんずラブちゃんの背後のブロックにいたので本編中表情はほとんど見られなかったのですが、その時の声がもう、全力で恥じらっていてめちゃくちゃ可愛い!!
「おばちゃん先輩」と呼ばれたときのドスのきいた声とのギャップが最高でした。

機会があれば、舞台でぜひとも表情まで拝見させていただいきたく(*´ω`*)

♪フレッシュさなだまりゅ!
舞台に上がった瞬間に「あれ、袴?」と思ったら、なるほど時代劇をするクラスなんですね。
直前までお稽古していたのかしら(だって履物が違うと足の運び方変わっちゃうし)。
ご老公受け入れのあたりからさなだまりゅちゃんの自己犠牲しがちなところは見えていましたが、その裏側にまさか過去の後悔があったとは…。
いじめられていた友だちに寄り添いきれなかったその後悔については本人も言及していましたが、きっとそれ以前に彼女の性格がもともと、優しくてお人好しなんでしょうね…。
不登校の子を受け入れて…という話の中で彼女が口にした
「昔逃げてしまったから、今度こそ逃げずに手を差し伸べたい」
という気持ち。
健気で責任感の強い、なんて良い子なのか…(´;ω;`)
でも優しすぎる彼女を心底心配して、必要な時には「だめだよ!」と自己犠牲を止めてくれるおばちゃんずラブちゃんがいて良かった!

ラストシーンで披露してくれた殺陣がとても恰好良くて美しくて見入ってしまいました。おまけに低めの綺麗な声をしていて立ち姿がすらっとキレイで、おばちゃんずラブちゃんがファンになっちゃうのも分かるぅ~~!
刀の柄がプリキュアなのが地味に面白いけど!!カッコイイ!!!

ラストの「“イ、マ、カ、ラ、イ、ク、ヨ!」で泣いてしまいました…(恥)
だって嬉しいじゃないですか、感動するじゃないですか!!
ポケセンが先生たちの中で必死で言葉で闘って、クラス代表のみんなが、不登校の子たちが来てくれることを信じてクラスから有志を募ってお稽古して、それで「今から行くよ」ですよ!!
泣くじゃないですか!(泣)

☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;

というわけで、だいぶ取りこぼしがあるような気がしてならないですが(;´∀`)
孤島のハルキ旗揚げSOS公演「平成ジェネレーション会議」感想でした♡
また次回が楽しみです♪

あ、そうそう。
会場に入ってすぐに主宰さんにお目にかかったのですが、ぺりどっとさんでの印象が強すぎて「こうちょ!?( ゚Д゚)」ってなりました。
すみませんw
いきなり目の前でびっくってしたので「?」と思われたと思いますが…あれは「こうちょ!?( ゚Д゚)」です。

でも最後にちゃんとご挨拶できて(できてたんだろうか)良かったです…。

(文月)

八レアル銀貨!八レアル銀貨!

文月です。

タイトルのワードだけでピンときたら、きっと文月と読書嗜好が一緒です。
今回読んだのは、私の子ども時代の愛読書。スティーブンソンの「宝島」です。

☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;
「宝島」あらすじ

ジム・ホーキンス少年の家は、ベンボウ提督亭という宿屋。
そこへ随分と荒っぽい身なりの船乗りが宿泊する。

いつしか「船長」とあだ名されるようになった彼は、ラム酒で酔っ払っては高くて年老いた震える声でいつも同じ歌を歌った。

そして家業の手伝いをするジムに小遣いを渡し、「一本足の船乗りに目を光らせておけ」と言うのだった。

その船長が亡くなった時、運命は動き出した。
ジムは船長が海賊たちから隠し護り通した宝の地図を手に、未知なる宝島へと出航する!

☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;

何度も何度も読み返した作品でしたが、ラストあたりを完全に忘れていて最終章あたりでえぇえ!?Σ(゚д゚;)となりましたw
「あっ…えっ…そういう方向性なのね!?へぇ~~~」というクライマックスは、是非とも本を読んでみてください♪

こちらはあらすじで分かる通り、少年を主人公とした冒険小説です。
もともとスティーブンソンが息子のために書いたお話だそうで、つまりは児童文学なんですね。
スピーディーな話の展開も、はっきりとした”冒険譚”らしい作品の姿も納得です。
何より、ジム少年が慎重な大人たちの後ろで大活躍をしている姿が痛快!
ジャンプのアクション漫画なんかが好きな方はきっと気に入ってくれると思います(^∀^)
ONE PIECE好きなら特に。

子供時分の私は「林檎樽の冒険」と題されたシーンがとても好きで、そこで海賊たちが交わす「黄金紳士(今回買い直した新訳では”冒険紳士”になっていました)」というなんとも魅惑的な言葉に興奮し、そしてそれをいつ気付かれるかとハラハラしながら林檎樽の中で息を殺して聞いているジムの緊張感に、本を読みながら手に汗握っていたのを今でも覚えています。

子どもの頃はジムにすっかり感情移入して彼と一緒に未知なる島を冒険していたのに、大人になってから読むとジョン・シルヴァーの二面性に目がいくから不思議ですね。

”バーベキュー”、”のっぽのジョン”とも呼ばれる彼は、とても陽気で鷹揚、また頭の回転が速いその一方で、冷酷さと野蛮さ、そして大雑把さが顔を出すときもあります。

一人の人物にここまで相反する二面性を持たせるのはビックリですが、しかしそこはさすが大文豪、ちゃんとその二面性を持ったままジョンは一人の人格として成立しているし、またその2面性を持つことで人間らしくも、また不気味にも食えなくも見えるのです。

…まあ、「ジキルとハイド」書いてる人なんでね。スティーブンソンさん。
”人間の二面性”は彼の代名詞みたいなとこありますよね。

この「宝島」に関しては、ディズニーが1950年に実写映画「Treasure Island」、2002年に長編アニメーション映画「Tresure Planet」として2回映画の題材にしています。

なお、トレジャー・プラネットでは物語のキーマンとなる男ベン・ガンを我らが山ちゃんが演じています。よっ!ジーニー!!

幼少の頃に映画の「宝島」を、しかもディズニーのものを見た覚えがあったのですがどこをどう探してもその映画に出逢えず(DVDとか)、誰も知らず、「気のせいじゃない?」とよく言われていたのですが…ほらあったじゃん!!

本当に幼少期に見たのでほとんど覚えていないのですが、海賊たちの荒くれに荒くれた姿が怖かったこと、ビリー・ボーンズが亡くなるところの画は今でも記憶に焼き付いています。

あ、今調べたらシルヴァーの吹き替えの声、ウフフフフーゥ!でおなじみの玄田哲章さんなんですね。
サタン様見るたびに「いつ跳ぶのかな」って思っちゃいますよね。

静かな部屋やカフェで本を開いているだけで、荒れる波のしぶき、未開の島の鳥たちの声や木々のざわめき、荒くれ者たちの叫び声、そういったものが肌に響いてくるような、臨場感たっぷりでパワーのある作品。

そろそろ「パイレーツ・サマー」も近いことですし、是非にご一読を!
ちなみに読んでからディズニーランドの「カリブの海賊」に乗ると、船を降りた後に「あっ…これは…!!!」ってなりますよ(^^)

プーのおばかさん!

文月です。

ひとりで名作読みまくりシリーズ、今回は黄色い毛並みに赤いシャツでおなじみの、ハチミツが大好きな彼の本です。

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「ウィニー・ザ・プー」あらすじ

クリストファー・ロビンのテディベアが言いました。
「ぼくに何かぴったりの名前をつけてよ。」
そこでクリストファー・ロビンは、彼に「ウィニー・ザ・プー」というとってもすてきな名前をつけてあげました。
さあ、クリストファー・ロビンに手をひかれて、プーが階段を降りてきましたよ。
プーと愉快な仲間たちの、かわいくて楽しいお話のはじまりです。

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作者のA.A.ミルンが、息子のクリストファー・ロビン・ミルンに語り聞かせるという形式で綴られるお話。
プーのおはなしは10編の短い物語で構成されていますが、そのすべてがとてもかわいく、そして父から息子への温かな愛情のぬくもりに溢れています。

なにが可愛いって、まず「はじめに」でミルンが読み手にプーの名前について話しているのをピグレット(私の読んだ訳では”コプタン”)が邪魔してきますw

この作品はあらすじ紹介や考察をするようなタイプではないようで、そういったものは浮かびませんでした。ただ、なんだかものすごく読み返してしまう。

どこか哲学的で、とても詩的で、理屈でなく愛おしさが溢れてくる。
胸の内にそっと入り込んで、優しい彩りの花を添えてくれるような作品でした。

癒されたい方はぜひ…!

「美女と野獣」追記

文月です。


「美女と野獣」3連発です!!
いいじゃないですか、素敵なんですもの。

前回、気付いたらルフゥの話ばっかりになっていたので王子の守護者である(と思われる)魔女の目線から書こうかなと。

作中で、従者たちはこう語ります。
「ご主人様は母上を亡くされて以降、厳格な父上に育てられ、あんなにも歪んでしまった。そんな風に育てられてゆくのを、私たちは何もせずにただ見ていた。」

子どもの心が傷つき歪んでしまうほど”厳格”な子育て。
もしかしたらそれは、今では「虐待」になってしまうようなものだったのかもしれません。
それを従者たちは止めなかった。
そしてその罪滅ぼしをするかのように、父の死後(たぶん)わがままにふるまう王子を好き放題させていた。

魔女にとっては、子どもが度を越した厳格さの中で委縮しねじ曲がっていくその場にいるにもかかわらず、まるで家具のように何もしなかった従者たちもまた罪人だったのかもしれません。

ずっと何もしないでいた従者たちが、決して王子の傍を離れずに彼に寄り添い続けたこと。
村人たちからの襲撃を受けたとき、今度こそ勇気をもって立ち向かい、王子を守ろうとしたこと。

それはきっと、魔女にとって彼らを赦すに十分な姿だったでしょう。

もちろんベルが村で野獣を庇う姿から、王子がちゃんと成長し、彼女に愛を返してもらえるほどに愛を注いだことをしっかりと見抜いていたからこそ、魔女は群衆に紛れて(もしくは追って?)城へと魔法を解きにやってきたのでしょうけれども。

従者たちが次々に「物」になっていくシーン、あの目の前で愛する者の命が消えていく描写はあまりに残酷で結末知っていても大号泣でしたが、その分みんなが人の姿を取り戻していく時の明るさが際立って最高でしたね!

余談ですが、原作の「美女と野獣」にはガストンにあたる「ベルへの求婚者」は登場しません。
一方でガストンがベルを「自分の嫁にならないなら」と父親と一緒に牢馬車に閉じ込める様子はシェリー王子が一方的に好意を寄せる娘ゼリーを、「自分を愛さないなら」と牢獄に閉じ込めるシーンに似ているなぁ…。なんて思いました。

基本的に「美女と野獣」は多くの派生形を持つ物語らしいのでガストンみたいなのがいるお話があるのかもしれませんが、「ガストン」というキャラクターが王子(野獣)の鏡…というか、愛を知ることが無かった場合の姿の暗喩だったりするのかなぁ??

さすがに考えすぎですかね?

あ、あとサウンドトラック買っちゃいましたw
マダム・ド・ガルドローブの「アーーーー♪」だけで涙出てくるんですよ…。
芸術的な美声ですよね…。

映画「美女と野獣」(実写版)

文月です。


遅ればせながら、映画「美女と野獣」を鑑賞しました。

…あ、いえ金ロじゃなくDVDで。


文月は基本的に外国の映画はご当地の言葉で観たい派なのですが、今回は日本のミュージカルのトップスターが声優を務めているうえ、その中になんと!文月の大好きな濱田めぐみ様がいらっしゃる!!!ということでまずは吹き替え版での鑑賞。


めぐ様のマダム・ド・ガルドローブ、最高でした!!
確かにあの美しくもパワフルな声はね、武器にさえなる!!
めぐ様最高かよ…(震)。

もちろん、野獣役を務められた山崎育三郎さん、昆夏美さんをはじめキャストの皆さんの演技&歌声もすばらしくて、延々BGM代わりに聴いていたいくらい。
文月、実は主演のお二人とも生のミュージカルで拝見したことがなくてですね…。(主にチケ争奪戦での敗退による)
いつかは生の舞台で拝見・拝聴したいものです。

さて、では全体の感想&考察です。

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映画 Disney「美女と野獣」(実写版)おおまかなあらすじ

ひねくれた性格の、一人の王子さまがいた。
彼は美しいが好きで、城ではパーティー三昧。
そんな折、一人の老婆が一輪の薔薇を差し出ししばしの雨宿りを乞う。
ところが王子は彼女をあざ笑い、優しくしようとしなかった。
老婆はたちまち美しい魔女へと姿を変え、その冷たい心への罰として彼を醜い野獣へと変えてしまった。
そして彼がそうなるまで放っておいた彼の周りの者たち―つまりは従者たち―も、家具へと姿を変えてしまった。
「その薔薇の花弁がすべて落ちる前に人を愛せる者へと成長し、人に愛してもらわなければもう決して人間には戻れない」
そう告げると魔女は姿を消し、野獣となった王子は心を閉ざしてしまう。
そう、運命の乙女が父を探して、城へとやってくるまでは…。

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原作のときとは逆に、王子目線であらすじを書いてみました。

原作感想文のところで書いたとおり、このDisney版「美女と野獣」はボーモン夫人による童話「シェリー王子の物語」と「美女と野獣」をミックスしたものと思われます。

「シェリー王子の物語」では、シェリーの父である王が善意の仙女・カンディードに「息子が心優しく、美徳のある王になれるようにしてやってほしい」と願い、仙女がそれを快諾してシェリーに助言を与え、過ちを犯したときには罰することで彼の成長を助ける存在となることから話が始まります。

仙女は彼に「悪い行いをしたときに指をちくちく刺して過ちを知らせる指輪」を与え、それを通じて何度も何度もシェリーの小さな過ちを諫め、助言をして反省させます。
しかしシェリーはそれがうっとおしくなり、とうとう仙女が彼に与えた指輪を棄て、すっかり暴君となり果ててしまいました。
見かねた仙女は「あなたは姿こそ人間であれど、そのこころはひどく歪み、醜く恐ろしい怪物となった。その心に見合った姿におなりなさい!」と言ってシェリーを牛のような角が生え、獅子のような顔をして、狼のような四肢をもち、マムシのようなしっぽを生やした化け物へと変えてしまいました。

シェリーは果たして人間に戻れるのか…?

そんなお話。

従って、Disney版「美女と野獣」の王子の城を訪れた老婆(に扮した魔女)は、「シェリー王子の物語」でいうところのカンディードということになります。(もちろん私の考えでは、です)

そうすると、「哀れな老婆に対して親切にしなかった」「人を見かけで判断した」ということでここまで大がかりな呪いをかけた魔女の言い分が分かってきますね。

彼女は王子の守護仙女として彼を見守ってきたのでしょう。
けれど仙女(魔女)がそうそう魔法の力でホイホイ人間にちょっかいを出すわけにもいかないから、厳格すぎる父親と委縮して歪んでいく王子、そしてそれを見て見ぬふりをする従者たちを、自分で成長することを願いながら見守るにとどめつつ、要所で反省のチャンスなどは与えていたのかもしれません。

が、どうやっても王子の性格も従者たちの態度も王の態度も直らないので、真打登場となった、というところでしょうか。

実際、映画の中ではガストンに言い寄られてもハッキリと「無理」と告げるベルの、勇敢で意志のしっかりした姿が見えるシーンにアガット(魔女)がいて、その直後にモーリスは落雷によって道をふさがれて野獣の城へと導かれます。(しかも道をふさいだ木は元通り!魔女の力がはたらいていたことは確かです!)
モーリスが狼から逃げる先で城の門がひとりでに開き、彼を招き入れたのももしかしたら魔女の導きかもしれません。
森に置き去りにされたモーリスを助けるのもアガットですね。

以降、重要なシーンでは常にアガットが意味ありげな表情で民衆に混ざっています。

魔女は王子の守護仙女として彼に愛と美徳を教えるためにあえて残酷な魔法をかけ、彼に愛を教える者を探しながらあの村で王子を見守っていたのでしょう。

一方、この映画のもう一人の野獣について。
そう、ディズニーヴィランズ随一の勘違い野郎・ガストンです。(言い方)
アニメでも実写でも、清々しいほどのナルシスト野郎ですね彼は。
鏡に向かって延々誉め言葉ならべてるシーンとかもう…もう…(;´Д`)

実写版では、彼にもカンディードのような守護者がいます。
彼の大親友・ルフゥです。

アニメ版では「ガストンのこと好きじゃないけど持ち上げとけば損はない」みたいなス〇夫っぽいキャラクターでしたが、実写では作品中で何度も「ガストン、それはよくないよ」「もっとほかのやり方のほうが良いんじゃないか?」とガストンを諫め、ガストンが爆発しそうになると宥め、落ち込めば思いっきりほめて機嫌を直させます。(歌の合間に酒場の連中に次々とチップを渡していく手の鮮やかさときたら!!)
ルフゥはゲイ(もしくはパンセクシュアル)で、ガストンに対して特別な感情が自分の中にあることに気付いている、ということのようですが、確かに作中でのルフゥは心からガストンを心配して、彼が人として間違ったことをするたびに悲しそうな、悔しそうな表情を滲ませます。

愛が深いよ、ルフゥ…。

何度忠告しても、どんなに献身的に彼に寄り添っても、何度でも何度でも自分の思いやりを踏みにじっていくガストン。

それが城へと向かう隊列の中で彼が発した言葉「野獣はいる、俺の目の前にも」だったのでしょう。
自分を平気で踏みにじり、”妻にしたい”というベルとその父親にさえ冷酷な仕打ちをしたガストンに、ルフゥも愛想を尽かしたんでしょうね…。

そのうえ、ここまであれだけ全力で自分を支えてきたルフゥを、ガストンは平気で盾にしてしまうんだもの。
ガストン、ひどい。ひどすぎる。

ポット夫人の「アイツにあなたはもったいないわ!」が最高にクールでしたが、「ガストンの味方だったけど、最近うまくいってなくてね」という台詞をサラリと笑って言ったルフゥの、どこか寂しそうな表情がとても印象的でした。

大団円のラストシーンで、ルフゥがへっぽこ三銃士の一人の手を取った瞬間ぱっと目を見開いて、明るい表情が見えたので、もしかしたらルフゥにも希望がさしたのかな?と嬉しくなりました。

そうそう、このラストシーンでめぐ様の「美女と野獣」が聴けたんですよ!!
もう嬉しくて嬉しくて!!!

よし吹き替え版のCD買おうってなってます。

以上、文月の実写「美女と野獣」感想でした♪

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